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看護部長だより

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年3月1日更新

看護部長だより

平成29年3月1日(水曜日)

今日から3月弥生のはじまりです。さて早速ですが 私は3月末日をもって早期退職をさせていただくこととなりました。

私にとって看護部長としての8年間は、楽しくもあり苦しくもあった時間でした。
私が看護部長になった時、病院は、新病院の建築問題、病院のあり方が問われるなど 問題が山積していました。
そしてその時、私以外の師長全員が退職するという異例の事態となったのです。

しかし、当時の院長であった森脇先生が暖かく見守ってくださり、支えになっていただき安心して看護部長の業務に取り組むことができました。

さらに、顧問に来てくださった青山先生の存在が大きく、宿泊研修、多くのプロジェクトの立ち上げ、クリスマスコンサートの開催などたくさんのことに取り組み、それにより、院内の連携が強化でき、互いに理解しあえる環境を作ることができました。

新病院建築、電子カルテ導入、病院機能評価受審とハード面に取り組むとともに、ソフト面として、認定看護師、実習指導者、看護管理研修など教育を強化し人材育成にも取り組んできました。これもひとえに、師長、主任、看護スタッフ、院内スタッフの支援によるものと感謝しています。

4月からは、自分のやりたいこと、出来ることを自分のペースに合わせて取り組んでいこうと思っています。

看護部長だよりを読んでいただいた皆さん 
看護部長だよりは、今回をもって最後とさせていただきます。
ありがとうございました。 

夕日の写真

平成29年2月22日(水曜日)

今年も2か月が経過しようとしています。1月は行く、2月は逃げる、3月は去ると言われるように、今年度も残すところ1か月程度となりました。
2月17日に、本年度の T Q C 発表会を開催しました。今までは、委員会で各部署の問題点を考えるに留まっていたのですが、今年度は各部署が年度初めに改善目標を掲げ、委員会で進み具合を話し合い、年度末に発表会という形としました。そして優秀な改善案には、院長賞、事務長賞、看護部長賞を贈ることにしました。発表前には、各部署とも夜遅くまでポスターの作成に取り組み、発表当日は、各部門の代表者たちがそれぞれ工夫を凝らした改善案を発表しました。

このように、各部門が目標を持って取り組むことで、より充実した T Q C 発表会となることができました。

TQC発表会

平成29年1月4日(水曜日)

新年明けましておめでとうございます。
今年が皆さんにとって素晴らしい年となりますようお祈りいたします。 

今年の干支は丁酉(ひのととり)です。
酉の由来は、「果実が極限めで熟した状態、酒熟して気の漏れる状態」と言われています。

当院は、ここ数年多くの取り組みに着手してきました。
病院建築、電子カルテ導入、病院機能評価受審などです。
どれも職員一丸となって取り組まなければ進まないことばかりでした。
この取り組みで、院内のコミュニュケーションが深まり、職員の自信に繋がったと確信しています。

高梁市は人口減少、超少子高齢化など大きな課題があります。病院においても、医療環境の厳しさから今後の選択肢が重要になってくると感じています。
しかし、職員みんなで、高梁市の医療を守るという思いを抱き続ければ、酉年の由来のように、取り組みが実を結び、地域に必要とされ続けられる病院となると信じています。

備中松山城

天空の城 備中松山城

平成28年12月13日(火曜日)

気がつけば師走も半ばとなり、今年を振り返る余裕もなく日々過ぎていくという状況です。

12月5日に当院の前顧問である青山先生が、「青山こどもクリニック」を開院されました。
理念は「~こどもにやさしいクリニック~を目指して」とありました。

当院にも小児科がありますので、何か新しいことを取り入れることができればと考え、職場の人と共にお伺いしました。

クリニックは、いたるところに先生の優しさが満ちており、先生のこだわりを感じることができました。

子どもさんが処置を受ける部屋の天井には青空と大きな雲が描かれており、子どもさんの不安を少しでも和らげる効果があると感じました。
先生こだわりのトイレは、壁紙がスヌーピー、手洗いボールは、洗いと乾燥が同時にできる優れものでした。
そして点滴を受ける3部屋には、それぞれテーマがあり、子どもさんが選んでお部屋に入れる楽しみの工夫がされていました。

子どもさんにとって、病院は苦痛の場所となってしまいがちですが、先生のクリニックは、子どもさんやお母さんが楽しんで受診できると感じました。
これこそが、理念にある、子どもにやさしいクリニックだと思います。

当院の小児科も、受診に来られる子どもさんが少しでも笑顔になれるよう創意工夫に取り組みたいと感じた1日でした。

青山こどもクリニック

平成28年11月9日(水曜日)

11月5日土曜日に、香川看護協会サードレベル研修で講師をさせていただきました。

私の病院での取り組みが、研修を受ける皆さんにお役に立つのか心配でしたが、研修生の皆さんから、「病院愛、地域愛を感じた。地域包括ケアについてしっかり考えていきたい。」などのご意見をいただきました。

私が育った地域は、13軒ありました。この13軒は、何をするにも協力し合い助け合ってきました。私の子供たちも、地域の皆さんが可愛がり、育ててくださり、子供達にとって第2の故郷となっています。また、穴門山神社の氏子として神社を大切に守り生きてきました。

 しかし、この地域は、ほとんど崩壊しかけています。亡くなったり、施設へ入居されたりして、今では5軒しか生活している人はいません。

地域包括ケアシステムが高梁の地で形になり、「地域の皆さんが人生の最後まで地域で暮らし続けられる。」このことに取り組むことが、私が地域の皆さんへ恩返しできることだとあらためて感じています。

穴門山神社拝殿

穴門山神社拝殿

平成28年10月28日(金曜日)

 10月23日に第53回岡山県国保診療施設研究発表会が開催されました。

  公立病院、診療所は、医療水準の向上や民間医療機関の進出が期待できない地域における医療の必要性から設置されています。国民健康保険診療施設は、これらの事情に加えて、国民健康保険制度を広く普及するため無医地区等の医師不足の地域をなくす目的で設置され、医療に加えて保健、介護、福祉サービスまでを総合的、一体的に提供する「地域包括ケアシステム」の拠点として活動することを目標としています。 

  岡山県国保診療施設研究発表会は、病気を持ちながら生活している患者さんを専門職が支えていくことの重要性を再度考える機会となっています。
今回当院からは、療養病棟の看護師が「口腔ケアの手技統一に向けた看護師の意識調査」と題して発表しました。

  国民健康保険診療施設は、今、まさに国が進めている「地域包括ケアシステム」構築の実現に対して中心的な役割を果たさなければなりません。患者さんの一番身近にいる看護師が、患者さん一人一人に寄り添い人生の最期までその人らしく暮らし続けることができるよう最大限の支援を行うことが私たちの責務だと思っています。

 第53回岡山県国保診療施設研究発表会

平成28年10月21日(金曜日)

 今回は、「人との出会い」について考えてみました。 

 人生の中では、多くの人との出会いがあります。友人であったり、生涯を共にする相手であったり、その年代に応じた出会いがありました。そして私は、人生の師として仰ぐ方との出会いで自分自身を大きく変えることができたのです。 

 先日、ある看護部長さんとの出会いがありました。ちょっとしたきっかけで出会い、交流を深めるようになりました。その看護部長さんから、相田みつをさんの「幸せはいつも自分の心が決める」という言葉を添えた励ましのお手紙をいただいて、私は人との出会いにつくづく恵まれていると感じました。

私も人から出会えてよかったと思ってもらえるように、人との出会いを大切にしていきたいと思います。

平成28年9月27日(火曜日)

 今年の秋は、頻発する台風の影響で作物への影響が甚大になっています。 
高梁はぶどうの産地です。今後また訪れる台風の影響がないことを祈っています。

 さて、先週、当院では全職員を対象としたBLS研修会を開催しました。
想定は、「蜂に刺された患者さんが、受付での対応後倒れ心肺停止状態になった状況下で、医療職でない事務職がどう対応するか」で、ロールプレイを行いました。そして、それをビデオで撮り、視聴し振り返りグループワークするという、なかなか凝った研修会でした。

 今回の研修は、「救急断らない委員会」「看護部現任教育委員会」のコラボで行われました。多くの参加者から、とてもリアルかつ楽しく、学べる研修会であったとの評価でした。

 現在、当院には多くの委員会があります。すべての委員会に多職種が参加し、それぞれの専門性を発揮し活発な活動となっていて「チーム医療」の成果が表れていると感じています。

BLS研修会

平成28年8月23日(火曜日)

先日、看護助手さんから提案がありました。

「病院周辺の雑草が伸びておりとても気になります。草取りをしてもいいでしょうか」という申し出でした。

病院には、院内の用務を一手に行ってくれる職員がいます。しかし、その職員は多くの業務を抱えていて病院周辺の雑草まで手が回らない状況でした。

そんな時、「自分たちの病院は、自分たちの手で綺麗にしたい」という助手さんの申し出でにとても感動しました。

さっそくボランティアを募り、早朝5時に集合して草取りを行いました。草取りをしていると、朝の散歩をしておられる地域の方が、「頑張るね」と声をかけてくださいました。

2時間ほどで見違えるようにきれいになり、早朝の風を感じながら皆と飲んだお茶は、とても美味しく感じられました。

草取り

平成28年8月18日(木曜日)

 8月16日火曜日に神戸研修センターへ行ってきました。

2年前の夏、サードレベル研修を受講するため猛暑の中、高梁から神戸研修センターへ毎日通ったことが思いだされ懐かしく感じました。

 今回は、そのサードレベル研修で講師をするということでお伺いしました。

 実践報告ということでご依頼を受けた時に、当院のような小さな病院での取り組みが、はたして研修生の方々の参考になるのかと心配しましたが、当時私がなぜサードレベル研修を受講したのかをあらためて思い出し、それは地域医療を守りたいから、それには知識が必要だったからと、このことをお伝えすればいいと思ってお受けしました。

 講演後は、研修生のみなさんとのディスカッションもあり、とても貴重な体験をさせていただいた一日でした。

講演会場

平成28年8月2日(火曜日)

 7月30日土曜日に「成羽愛宕大花火」がありました。成羽愛宕大花火は、今から300年前の江戸時代、寛永年間から続く伝統の花火で、打ち上げ花火、仕掛け花火、動く花火などを楽しむことができます。

 昨年までは、患者さんと一緒に病院のホールから花火見物をしていましたが、今年は病院でのボランティアをお休みして家族と出かけました。

 花火会場の成羽川は、私が子供の頃は土手が人でいっぱいで歩けないほどでしたが、今は観覧席が河川敷にありシートを敷き見ることができます。

 花火の序盤は急な雨により仕掛け花火の魅力が半減し、さらに無風のため煙が立ち込め打ち上げ花火が曇ってしまいました。それでも終盤には風が吹いて煙が移動し綺麗な花火を見ることができました。

 やはり、成羽愛宕大花火は地域にとって一番夏を感じ、地域の大切な伝統行事だと感じた一夜でした。

成羽愛宕大花火

平成28年7月26日(火曜日)

 看護管理7月号に「リトリート」について掲載されていました。
「ナースに必要なこころのリトリート」というテーマですが、そもそもリトリートという言葉を初めて目にしました。

 リトリートとは、英語でRetreatと書きます。日本語に直訳すると、避難所、隠れ家、隠居所などの意味を表しますが、この場合のリトリートは「仕事や家庭生活等の日常生活から離れ、自分だけの時間や人間関係に浸ることで自分を見つめなおす場所」を指す言葉として使われています。

 筆者によると、カリフォルニアの海や山など環境のよい場所には、たくさんの「リトリートセンター」があり、さまざまな催しが持たれているそうです。本来はグループで行うことが多く、人と人、人と自然、人と自分自身が丁寧につながり直す場になりますが、たまには「1人リトリート」も良いそうです。

 私自身、36年間働き続けて、自分を追い詰めたり責めたりすることが多くありました。私もこの夏休みを利用して自然環境のよいところでゆっくり過ごし、「1人リトリート」をしてみようと考えています。

弥高山公園
写真は、高梁市にある自然豊かな弥高山公園です。

平成28年7月21日(木曜日)

 当院は、先週初めての病院機能評価を受審しました。

 院内での受審経験者が2名のため、準備から受審までの1年2か月は模索の日々であったように思います。各々の職場での取り組みに差が生じ、認識の差などで混乱した日々もありましたが、幾度となく開催されたコア会議で互いの思いを共有して受審当日を迎えることができたと思います。

 また、近隣病院の感染認定看護師、看護部長の方々にアドバイスをいただいたことが、とても力になり安心に繋がっていくことができました。

 機能評価受審で得たことは、お互いが成羽病院の医療の質を上げるという目的に対して一丸となれたこと、そして、お互いが専門職としての業務を可視化でき認め合えたことだと思います。

 病院機能評価受審を機に更なる改善に向けて日々取り組んでいきたいと思います。

平成28年6月28日(火曜日)

 先日、ヴァージニアヘンダーソンについて理解を深め、一症例をあてはめて考えてみるという機会がありました。 

 ヴァージニアヘンダーソンは、ナイチンゲールが「看護の覚書」を書いてから、約100年後、1960年に「Help the patient with・・・・」で始まり、「Help the patient with・・・」で統一された看護の基本となるもの14項目を発表しました。それは、シンプルで優しく、深い看護の思想が表れています。 

ヘンダーソンの1~9は、病院では、ほぼ満たされています。しかし、10~14はどうでしょうか。人は、安全な環境、栄養のある食物、適温な居住のみでは幸せとは感じられません。人は、どんなに年を重ねても、大切な人と関わりたい、誰かの役に立ちたいと思う気持ちを持っています。病院が閉ざされたり、隔てられたりしていては、その気持ちが生かせません。 

私は、特にヘンダーソンの10~14項目は満たされているのかを考えながら看護実践を行うことを大切にしていきたいと思いました。

平成28年6月13日(月曜日)

 先週の土曜日、6月11日に平成28年度公益社団法人岡山県看護協会通常総会が岡山コンベンションセンターで開催され岡山県看護協会石本会長は、今回の総会をもって会長職を退任されました。

私は、その石本先生に看護学校2年生の時に、担任をしていただきました。

石本先生が私の顔を見て微笑んでくださり、最後に、「よく頑張りましたね」とそっと言葉をかけてくださった時、目頭が熱くなり、私が看護師として心のコアの部分にあったものは、石本先生から教えられたことだと再確認することができました。

 石本先生は今後も看護の世界で活躍されると信じております。私は先生の背中を見つめながらこれからも歩んでいきたいと思いました。

石本会長

平成28年5月23日(月曜日)

 先週の土曜日に、午前中は看護展、午後から病院フェスタと、病院にとって、大きなイベントが開催されました。

本日は看護展について掲載させていただきます。

 成羽病院の看護展の歴史は長く、私が就職した30年前から毎年開催しています。

 毎年、看護部でメンバーを決め、それぞれが企画、準備、実施を行います。

近年は、徐々に他職種も参加し、薬剤師、栄養士、社会福祉士の相談コーナーと充実した内容となってきました。

また、市の直営の訪問看護ステーションとのコラボで、<地域医療を担う病院と、訪問看護との共同で在宅を支える>ということを、住民の方へお伝えする機会にもなっています。

そして今年は今までとは少し趣を変えて、「子供達の病院探検」を企画しました。

子供達にとって、病院は怖い所ではなく、興味の湧く場所であってほしいとの思いからです。それともうひとつは、子供たちに、お父さん、お母さんの職場を見てもらい、自宅とは違う親の一面を感じて欲しかったからです。

 これからも、医療職は厳しいだけでなく、地域と深く繋がり、やりがいのある職業であることを理解してもらえるような看護展を開催したいと思います。

看護展

 

平成28年5月11日(水曜日)

 先日の青山興司先生の講演会は第2部がありました。

 それは、「ナイチンゲールの墓参への旅」です。

 先生は、以前からナイチンゲールの「看護の覚書」がとてもお好きで何冊か所有されています。

 私自身、先生から「看護部長心得10か条」をいただき、私のバイブルとしています。

 先生は、看護師である私達以上にナイチンゲールという人を理解し、ナイチンゲールの苦悩までをも追及されています。そのことに私は何ともいえない感動を覚え、先生の器の大きさにびっくりしました。

 イギリスの地のどこにナイチンゲールが眠っているのか、先生は自分ひとりの力で調べ、たどっていかれたようです。

 先生の旅のお話しを聴きながら、ナイチンゲールがどう生きてきたかを書物以上に理解することができ、医療は、患者さんの持てる力をチームで引き出すものだということを強く思いました。

 最後に、ナイチンゲールのお墓の前で手を合わせる先生の写真を拝見し、看護師として36年間働いてきた自分自身、いつかは訪ねてみたいと心にそっと誓いました。

 ナイチンゲールのお墓

お墓参り

平成28年5月10日(火曜日)

 ゴールデンウイークも終わり、病院も多くの行事に向けて動き始めました。

 その中、昨日は、当院の前顧問である青山興司先生をお招きしての講演会を行いました。テーマは「医療人としての国際貢献の楽しさ」です。

青山先生の講演はいつも楽しく、わくわくし感動を覚えます。

 チーム青山を結成し、ミャンマーでの医療貢献活動は10回を超えています。一度の訪問で30件以上の手術を不眠不休で行い、それはすべて無償です。

 ミャンマーでの活動は、不十分な医療設備、また、滞在する施設も環境が良いとはいえません。しかし、そこには医療の原点があると青山先生は話されます。

 手術をうける患者さんは、その日を目指して何日も歩いて病院を訪れます。手術までは、建物の軒先で過ごし、大きな手術を受けた子供たちを母親が腕の中で快方する。

 私達は、素晴らしい医療機器を備えた病院で、国民皆保険のもといつでも医療を受けることができます。それは世界の中では当たり前ではないということを知ることで、自分達の幸せを感じることができます。

 手術を受けて元気になったミャンマーの子供達の写真を見て、医療はこんなにも素晴らしいものであることを、先生の講演を通じてあらためて感じることができました。

平成28年4月26日(火曜日)

 2016年4月22日・23日に第18回日本医療マネジメント学会が開催され、同僚3人と参加させていただきました。

 熊本の震災により開催が危ぶまれましたが、大会本部より「激励の意味も込めて開催します」というメール配信があり、全国から多くの方の参加がありました。

 医療マネジメント学会は多職種の学会であり、発表演題も多岐にわたり興味深い内容が多くあります。

招待講演は、「新たな鉄道の旅をつくる挑戦」と題して九州旅客鉄道株式会社クルーズトレイン本部次長 仲義雄氏の講演でした。

7つ星の九州列車の旅を計画し、その旅のお値段が80万円以上でありながら、毎回20倍以上の応募で参加もなかなかできない人気となっていることにびっくりしました。

その旅は九州の素晴らしい風景、伝統工芸、食材を体験でき、また、何より九州全員でおもてなしをするという日本人ならではの価値を見出したものであり、講演を聴きながら、目の奥が熱くなり、私も人生の中で一度は乗ってみたいと思いました。

 今回の学会では、私自身発表を行うための参加でした。

なんと、神戸研修センターでの研修仲間が5人も聴きにきてくれており、「当日、一番前に陣取り応援してびっくりさせようとおもった」と話してくれ、とても嬉しい気持ちになりました。

共に学び、苦しい研修を乗り切った仲間が、全国にいることをつくづく自分の財産だと感じることができました。

 2日間の学会は楽しく、考えさせられ、感動した時間でした。
第18回日本医療マネジメント学会

平成28年4月19日(火曜日)

  熊本県の皆さま、今回の地震での被害に心よりお見舞い申し上げます。

 映像に映る被害を見るたびに、亡くなった方のご家族の心痛、避難生活を送っておられる方の大変さを思うと心が痛みます。

皆さんが一日も早く、普通の生活に戻られるようお祈り申し上げます。

  今週末、博多で第18回医療マネジメント学会が開催予定でした。私は発表をする予定であり、開催を心配し、そしてこの状況の中での開催はどうであろうかと考えていました。

しかし、先日、学会本部より「慎重な協議の上被災地の皆さんの激励のためにも開催をすることになりました」というメールが配信され、私も、そのメールを見て参加することにしました。

 不眠不休で行方不明者を捜索しておられる消防、警察、自衛隊の方々、傷病者の治療をされている病院の方々、全国から救援をされている方々、その思いを考えながら、日本の今後の医療を考えることもまた大切なことだと思います。

市役所、病院では募金活動も始まっています。

一人一人ができることを、熊本の皆さんのことを考えながら行動する。

そのことが大切であると考えます。

平成28年4月15日(金曜日)

  新年度がスタートし半月が経過しました。

    当院にも、医師2名、新人看護師2名、Pt2名、ST1名の方が入職してくださいました。

 教育担当者が新人看護師へ一つ一つの看護技術を教育しています。

彼らの存在は、他のスタッフにも良い刺激となっています。

気がつけば、病棟の5分の1が新人という構成になりました。

新人看護師入職が定着してきているということで、いろいろな努力が実を結んだ結果だと思っています。

一番は、病院実習を受け入れ、実習指導者が彼らの良い役割モデルとなっていること。

そして、病棟のスタッフが実習生を優しく指導することで、学生達が当院を選んでくれることに繋がっていると思います。

  そして、これからも、彼らが成羽病院を選んで良かったと思ってくれるような看護部の運営を行っていきたいと考えます。

平成28年4月2日(土曜日)

 窓から見える桜が満開です。

少し大袈裟ですが、日本の美しさが際立ち、日本の素晴らしさを感じる季節だと思います。

 昨日は新人看護師2名、理学療法士2名、言語聴覚士1名の入職がありました。

 若い彼らに病院を案内しながら、新しい年度が始まるという引き締まった気持ちと、彼らの初々しさが病院を明るくするという気持ちが交差していました。

 当院始まっていらいの男性看護師の入職もあり、病院もいい意味で変わっていく期待をしています。

 彼らが地域の病院を選んで良かったと思ってくれるよう、私達が彼らを大切に指導し、共に成長していきたいと考えています。

平成28年3月25日(金曜日)

 3月も残り一週間となりました。

病院から見える桜の木のピンクが強くなったように思います。

桜の開花もすぐのようです。

  病院は、退職する人、勤務異動で市役所へ戻る人、市役所から病院勤務になる人達が業務の引き渡しのために忙しく働いています。

  今日は、看護部の27年度の委員会報告、会計報告等の後、退職者のご挨拶がありました。委員会報告はデータを用いて成果を表し、今後の課題までを明確にしていました。かなり高いレベルになったと嬉しく思いました。

 退職者の挨拶は、病院への想いとスタッフへのエール、そして、これからの自分がどう生きていきたいかで締めくくられました。

  私は、27年度を振り返り、28年度に向けて、社会が目まぐるしく変わっていく中、受け入れる力、柔軟な発想力も持ち、乗り切る力を持つ強い看護部を目指しましょうと、少し欲張りなことを言ってしまいました。

  いろいろなことがあった27年度でしたが、ゆっくり考える間もなく新年度がスタートします。

 10日後には新しくやってくる新人看護師さん達を迎える準備に明日も忙しくなりそうです。 

平成28年3月15日(火曜日)

 3月も中旬となり、担当者は新卒1年目の看護師が2年目の段階へ進む評価を行い、4月から入職する新人看護師教育の準備に、勤務の間忙しく意見を交わしています。

  ただ、3月は新たな年度の準備をする時期でもありますが、別れを迎えようとする時期でもあります。

  当院の強みは離職者がほとんどいないことです。

 私が看護部長になって7年、定年や勧奨退職以外の離職は2名のみでした。結婚で県外への転居と、家族の都合で生活の基盤を移すという例でした。

 しかし、ここ最近、市の勧奨退職制度を利用しての退職者が年に1名程度あります。

今年は、定年まで3年を残して同級生が1名退職します。彼女はお孫さんの世話をし、主婦になりたいと話しています。

当院へ新卒で入職して36年間ずっと頑張ってきました。十分働いたという彼女の気持ちも理解できます。

庭に可愛い花を咲かせてみたい、子供を抱えて働く娘さんを助けたい、いろいろな思いが交差する年齢でもあります。

 彼女が、笑顔で退職後の生活を語る姿をみると、羨ましくもあり、また、いつか看護に関わる仕事を再開したいと思ってくれることを期待したりと複雑な思いがつのります。

 

平成28年3月2日(水曜日)

 3月は卒業のシーズンです。

 当院でも、昨日は高校生を持つスタッフが、「卒業式で涙を流してきました」と話す姿をみて、嬉しさと寂しさの交差する時期だと感じています。

 当市は、中山間地域のため卒業すると高梁市から離れての学生生活を送る子供さんが殆どです。

成長は嬉しいですが、親としての寂しさもつのります。

 私は、隣の市の高齢者住宅で生活する母のところを毎週訪れています。

1時間程度たわいのないことを話し、今週も元気でいてくれたと確認することが習慣となっています。

先日、母が、「デイサービスで、支援者の方が、今一番ほしいものはなんですか?順番に話してください」と言われたそうです。ある人は「指輪」、ある人は「きれいなカーディガン」と答えられたそうです。

母に、「お母さんはどう答えたの?」と尋ねると、「私は、お父さん(昨年他界)にもう一度会いたい」と答えたと言いました。

いろいろな思い、いろいろな感情が入り混じるのが人生だなと感じています。

平成28年2月18日(木曜日)

 2月も中旬になり、寒い日と温かい日のジグザグ天気が続いています。

インフルエンザの患者さんも爆発的ではありませんが、外来では受診の方が続いています。

  昨日は、看護協会高梁支部看護研究発表会でした。

 高梁支部は小さな支部ですが、看護系の大学、専門学校があるので、発表も病院2施設、吉備国際大学、高梁市役所とそれぞれの立場での発表であり、どの発表も興味深い内容でした。

  当院も発表しました。

 テーマは「病棟看護師の退院支援実践能力に関する実態調査~クリニカルラダーを活用して~」ですが、講師の先生から、先駆的な取り組みであると良い講評いただきました。

 退院支援を行うにあたり、病棟看護師は、患者さんの生活を知ることはもちろんですが、介護保険制度、地域のリソースなどの知識がなければ、患者さんが自宅で安心して生活するための支援はできません。

 連携室に任せるのではなく、身近にいる看護師が知識を持って関わることが大切です。しかし、すべての看護師ができるというわけにもいかないと思います。

  新人レベルは、退院支援の必要性があるかを認識できる。一人前は、退院支援の必要性を認識し連携室へ繋ぐことができる。中堅レベルは主体的に退院支援をすすめていく段階で、介護保険制度や社会資源の知識を持ち、患者の代弁者となる。など、ラダーレベルに応じた能力が必要であると考え、当院では、そのことを踏まえて地域看護を重視したクリニカルラダーの構築を確立途中です。

  地域で働く看護師に求められていることを、当院の看護師が理解し知識を深めることができるよう看護管理者としてすすめていきたいと考えています。

 

 

平成28年2月10日(水曜日)

 立春も過ぎましたが、寒い毎日が続いています。

でも、その寒さの中自宅の庭にはクロッカスが顔をのぞかせています。

 先日、~地域医療ビジョンの推進~ “支える医療”を考えるという講演会へ行きました。テーマに誘われて足を運びましたが、内容はとても大きく、理解しようと先生方の言葉を聞き漏らさずという思いが強く、かなり肩に力が入ってしまいました。

 前尾道市医師会長、現在は岡山大学医学部臨床教授である片山壽先生の基調講演がありました。尾道方式で有名ですが、講演を聞きながら急性期病院と在宅の素晴らしいコラボレーションのあり方を聴きながら、地域で患者さんを支える立場として学ぶことが多くありました。

同時にその実現には、先生の多大な苦労と、自分の中にしっかりとしたマインドを持たれていることを痛切に感じました。

 基調講演の後は、パネルディスカッションがあり、著名な方のご意見を聞くことができ、土曜日の半日ですが充実した学びの時間でした。

平成28年1月26日(火曜日)

  本格的に寒さも厳しくなりました。

1月25日は「日本最低気温の日」です。

1902年1月25日に北海道で記録されました。暖冬といわれる年ですが、やはりこの時期は気温が下がり、高梁でも

マイナス6度でした。

テレビを見ていると、全国で雪による事故が多発しています。

岡山は「晴れの日」と言われており、昨日の寒さで積雪はありましたが、お昼には溶けており、感謝しなければと感じて

いるところです。

 これから寒さも続き、インフルエンザの患者さんも増えてくると予想されます。

自分自身の体調管理、そして、院内でも標準予防策の徹底と、気持ちを引き締めて業務にあたることを共有しています。

平成28年1月13日(火曜日)

 1月10日の日曜日に、病院の先輩のお誘いで初釜に行ってきました。

 私は、赤十字の看護学校出身ですが、3年生になるとお茶の授業が毎週ありました。

あれから35年間は仕事ばかりの毎日で、お茶をたしなむということとは程遠い生活を送ってきました。

お誘いを受けたものの、お作法が心配でしたが、わからないことはお聞きすればいいと思い出席させていただきました。

 当日は、ほとんどの方がお着物でした。

おとそとお正月のお料理をいただき、お茶席でおてまえを拝見した後、美味しい濃茶をいただきました。

花びらもちの味噌餡がなんともいえず絶妙な甘さでした。

そして、掛け軸、お花、花器、お茶碗のお話しをお聞かせいただき終わりました。

お正月らしさを感じ、とても気持ちが新たになりました。

 感性を豊かにするために、美しいものを見る、本を読む、演劇を観るなどありますが、日本の素晴らしい伝統である茶道に触れることも大切であると感じました。

 来年は、着物を着て行こうと心にそっと誓いました。

平成28年1月4日(月曜日)

 新年明けましておめでとうございます。

今年は、災害のない穏やかな年となるようお祈りいたします。

 さて、今年は、「申年」です。

「申」という漢字は、「樹木の果物が熟して固まった様子」を表したものです。

病院が新しくなり4年目を迎え、多くの取り組みが実を結び、職員一人一人が成長し地域の皆さんへ貢献できる年にしたいと考えています。

 今年は、診療報酬改定の年です。8年ぶりのマイナス改定であり、多くの病院は危機感を感じています。

 昨年、新聞に「過去にとらわれず、未来に怯えず、今を生きる」という言葉がありました。

この言葉の中にある未来に怯えずとは、未来をよみ戦略を立てて実行することを意味していると考えます。そうすることにより怯えずにすむということです。

 地域医療を守るために、未来に怯えないために自施設のあるべき姿の実現のために行動していきたいです。

平成27年12月25日(金曜日)

 今日はクリスマスですね。一年の内で子供たちも大人も、一番楽しい気持ちになる日ではないでしょうか。

 昨日、当院では、毎年恒例のクリスマスコンサートを開催しました。

今年で7回目です。

副院長奥様二人のピアノ演奏、職員のコーラス、ボランティアの方のフラダンスと内容は満載です。

副院長の奥様方はとても素敵な方で、毎年、連弾も含め素晴らしく心に響く演奏をされます。

フラダンスも、踊りはもちろん、衣装もクリスマス仕様で女性らしくて憧れてしまいます。

そして、職員のコーラスは、院長を中心に、事務局長や放射線技師さんのサンタもまじえてのクリスマスソングです。

このように毎年開催されるコンサートを地域の方も毎年楽しみにしてくださいます。

 病院が、地域にとって、コミュニティの場であり、元気になれる場所となることも大切な役割だと感じています。

クリスマス

平成27年12月17日(木曜日)

  本日、第1回目の認知症サポーター研修が開催されます。

認知症サポーターは、サポーターになったからといって、何かをしようというものではありません。

サポーターは認知症を正しく理解し、認知症の人やその人を取り巻く家族の良き理解者になりうる存在です。

 高梁市は、小学校から老人会まで、幅広い範囲でサポーター研修が開催されています。

認知症の方が、地域でその人らしく暮らしていくためには、周囲の人が認知症に対して正しい知識を持つ必要があります。

 当院は、患者さんの8割以上が後期高齢者の方です。

医療職は、認知症に対して正しい知識を持っているのが当たり前と思いがちですが、時として早期の対応が遅れ患者さんの想いに添えない場面があります。

 今回、病院職員全員がサポーター研修を受け、病院で、地域で、認知症で困っている人やご家族の支援ができるようになることが大切だと思います。

 研修は、地域連携室が主体となり、「全員がオレンジリングを持ち、高齢者の方に優しい病院を目指そう!!」を掲げ、企画、交渉、準備を進めてくれています。

連携室の想い、行動力は、病院を支えているなと嬉しく思います。

 病院の一人一人の強い想い、行動が、病院を元気にしてくれると感じる今日この頃です。

平成27年12月9日(水曜日)

 今年も残すところ3週間となりました。

 12月だというのに暖かく、あまり師走を感じられません。

 この「師走」という言葉の意味は諸説あります。

 「し・果たす」説

 「し・果たす」説とは師走を「し」が「果す」をとらえるという意味で、つまりは「し」が終わるという説のことを指します。

「し」とは仕事や四季、年を意味しており、一年の最後の月という意味合いが強いのがこの説の特徴です。

 病院は三月が年度の終わりですが、この時期を迎えると、年度初めの計画が達成できるかの瀬戸際がこの時期です。

病院の計画の一つが「病院機能評価受審」です。

「し・果たす」ために、この時期をどう過ごし、どう行動するかが、病院にとっての大切な「師走」だと考えます。

平成27年12月1日(火曜日)

  今日から12月です。今年も残り1か月となりました。

 私は今年5月に父親を亡くしました。仕事と介護を続ける中で、父親は最期まで「家に帰りたい」と望んでいましたが、その想いに応えてあげることができませんでした。そのことに対して、後悔の想いがあります。

 地域包括ケアは「住み慣れた地域で、人生の最期まで、その人らしく生活し続ける」ことです。そのことを支援することが、私達看護職の役割です。

患者さんの想い、家族の想いを理解し、意思決定を支えることが大切であり、私達に求められています。

 私は、看護師として娘として、揺れる気持ちをもちつつ、仕事、家庭生活、介護を続けてきました。辛さや、不安、悩みを家族の立場で経験し、その中で看護師の言葉に励まされ、心癒された経験を、職員に伝えることができました。

 先日、看護協会高梁支部の研修会が開催されました。講師の先生が、「患者さんの痛みや苦しさを共有することはできないけれど、患者さんと同じ景色を見ようとすることで、患者さんの想いに近づくことができる」と話されました。

 共有は、看護ではよく使われる言葉です。それは、時には曖昧で具体的ではない場合があります。

「患者さんと同じ景色を見る」という言葉を聴き、私の心にすうっと入りこんできました。

 看護は奥深いです。

平成27年11月26日(木曜日)

 昨日から、高梁も寒くなりました。今までが暖かすぎたように思います。

今年の紅葉は、暖かいために、紅葉せずに落葉するという現象が起きているようです。

 さて、第1回の看護部長だよりは、「三方よし」という言葉を掲載させていただきました。

この言葉は、私が、昨年、神戸研修センターでサードレベル研修を受けた際、担当教員の廣原先生に教えていただきました。

サードレベル研修では、大学病院など大規模な病院の方がほとんどでしたが、学びの内容は、病院の大小、機能は関係なく、「トップリーダーとして、柔軟な発想と変革力で、社会のヘルスケアニーズに答える」が研修目的に常に掲げられていました。

自分の置かれている場所で、自分自身がやるべきことを、この「三方よし」の精神で具現化することが大切であると考えています。

来月、ともに学んだ全国の仲間と、一年ぶりに再会します。また、仲間たちに刺激をもらえると楽しみにしています。

平成27年11月20日(金曜日)

 本日より看護部長便りをスタートさせていただきます。

記念すべき第一日目です。

 これから、病院の取り組み、看護部の取り組み、看護部長の思いを皆さんにお届けできたらと思います。

近江商人の言葉に「三方よし」という言葉があります。

「患者さんによし」「働く職員によし」「地域によし」

患者さんに満足していただく。働く職員も満足する。そして、地域住民の皆さんに満足していただく。

この三つを目指して、職員と共に努力していきたいと思います。