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農作物の多雨・低温・日照不足に対する注意と技術対策について

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年4月23日更新

 4月に入り降雨の多い状態が続いており、気象庁発表の最近1週間(4月9日~15)の天候経過(アメダスポイント:高梁)では、降水量は平年比で297%、平均気温は平年差で-1度3分、日照時間は平年比48%となっており、農作物への影響が心配されます。

 今後の気象情報に十分注意するとともに、次の技術対策を参考にしてください。

 

1 当面の技術対策

 麦 類

 (1)排水対策

   ・4月に入り麦類の出穂が始まっているが、降水量が多く湿度が高い日が続いている。

    湿害の発生は、品質や収量に大きな影響を与えるため、明きょや排水路の点検と再整

    備を行い、ほ場の排水を促して湿害防止に努める。

   ・赤かび病の防除を徹底する。薬剤散布は大麦で穂揃期とその7~10日後、

    小麦では開花最盛期頃( 出穂7 日後頃) とその7 ~ 1 0 日後の2 回行う。

  果 樹

 (1)もも

   ・ももは湿害に弱いので、停滞水を早くに排除するため、園地周辺の排水路や明きょ

    の整備・点検を実施する。

   ・開花期間が曇雨天で経過し、結実不良が心配されるので予備摘果は結実を確認してから始める。

   ・黒星病、灰星病等の発生が心配されるので、薬剤散布を徹底する。

(2)ぶどう

   ・園内の停滞水を早くに排除するため、園地周辺の排水路や明きょの整備・点検を実施する。

   ・ハウス栽培では、ハウス内に雨水が入らないよう点検・補修を行う。また、ハウス内

    の湿度が高くならないよう換気に努めるとともに、内張はこまめに開閉し、日照量の確保に心がける。

   ・早めに花穂を除去したり、結実後早めに摘粒や着果量の調整を行う。

   ・灰色かび病、べと病、晩腐病等の発生が心配されるので、防除を徹底する。

(3)温室ぶどう

   ・室内に雨水が入らないよう温室の点検・補修を行う。また、室内の湿度が高くならないよう換気に努める。

   ・早めに花穂を除去したり、結実後早めに摘粒や着果量の調節を行う。

(4)なし

   ・園内の停滞水を早くに排除するため、園地周辺の排水路や明きょの点検を実施する。

  野 菜

(1)夏秋露地野菜(ナス、ピーマン、キュウリ)

   ・今後、定植時期となる作型では、計画通り定植できるように、早めに耕耘、畝立てを

    済まし、マルチフィルムや古ビニルで畝の表面を覆っておく。

(2)夏秋トマト(育苗)

   ・雨水をハウス内に入れないよう、ほ場周囲の排水溝を整備する。
 
   ・天候にあわせたかん水、温度管理を行う。

   ・病害の発生に注意し予防対策及び早期防除を徹底する。

(3)アスパラガス

   ・ほ場周囲の排水溝の点検など大雨対策を徹底する。

(4)ソラマメ、タマネギ、ハクサイ

   ・ほ場周囲の排水溝を整備し、排水対策を徹底する。

   ・病害の発生に注意し、降雨の合間をみて早期防除に努める。

 花 き

(1)キク

   ・停滞水による根腐れを防止するため、ほ場やハウス周囲の排水溝の点検などの排水対策を行う。

   ・降雨により、根の活性が低下し、養分吸収が悪くなるので、葉面散布を2~3回実施し、生育の促進を図る。

   ・白さび病が多発しやすいので、晴れ間の薬剤散布を励行し予防に努める。発生を確認

    した場合、初期の徹底防除に努める。

(2)トルコギキョウ

   ・ハウス周辺の排水に努め、施設内への浸水を防止する。浸水、湛水した場合は早く

    に排水を図り、土壌伝染性病害(立枯病、茎腐病、根腐病)の防除を行う。

   ・曇雨天が続くと灰色かび病が多発しやすいので、薬剤散布の実施やハウス内の通風、

    換気を図る。又、葉先枯れが発生しやすい品種は窒素過多にならないよう施肥に注意

    し塩化カルシウム剤の葉面散布を発蕾時まで10~14日間隔で行う。

(3)ユリ

   ・ほ場、ハウス周辺の排水溝の点検を十分に行い、過湿による根の傷みを防ぐ。

   ・降雨等による多湿条件下では葉枯病が多発するので、晴れ間の薬剤散布を励行し予防

    に努める。発生を確認した場合は初期の徹底防除に努める。また、施設では、積極的

    に換気を行う。(自然・強制換気)

(4)シャクヤク

   ・ほ場周囲の排水溝を点検し、排水を良好にしておく。

   ・トンネル栽培では過湿になりやすので、風通しを良好にするよう努める。

(5)花トウガラシ、フォックスフェイス

   ・苗が徒長しないよう、採光、通風に努める。